『プラグマタ』感想レビュー|ハッキング×シューティングとディアナ&ヒューの関係が魅力的だった

ゲーム

『プラグマタ』を遊んでみて、まず強く感じたのは「思っていた以上に戦闘が忙しくて楽しいゲームだな」ということでした。

最初に映像を見たときは、月面施設を舞台にしたSF作品という印象が強く、どちらかというと世界観やストーリーをじっくり楽しむゲームなのかなと思っていました。

もちろんストーリー面もかなり気になる作りになっているのですが、実際に触ってみると、ハッキングと銃撃を同時にこなしていく戦闘がかなり特徴的でした。

ヒューが銃で戦い、ディアナがハッキングでサポートする。この2人で1つのキャラクターを動かしているような感覚があり、普通のTPSとは少し違う緊張感があります。

今回は、そんな『プラグマタ』を遊んで感じた良かったところを中心に書いていきます。

『プラグマタ』とは

『PRAGMATA(プラグマタ)』は、カプコンによるSFアクションアドベンチャーです。宇宙服姿のヒューと、プラグマタ(アンドロイドのようなもの)の少女ディアナが、近未来の月面施設を舞台に冒険していく作品です。PlayStation公式でも、ハッキングを駆使して戦うシングルプレイヤーのSFアクションアドベンチャーとして紹介されています。

プレイヤーはヒューとディアナの2人を同時に操作しながら、敵ボットと戦ったり、施設内の仕掛けをハッキングしたりして先へ進んでいきます。

ただ撃つだけではなく、ディアナのハッキングで敵の弱点を開き、そこをヒューの銃で狙うという流れが基本になっているため、アクションとパズルの中間のようなプレイ感があるのが特徴です。

良かったところ

ハッキングと銃を組み合わせた戦闘

一番印象に残ったのは、やはり戦闘システムです。

『プラグマタ』の戦闘は、単純に敵を撃つだけではありません。まずディアナのハッキングで敵の防御を崩し、そこからヒューが銃で攻撃していく流れになります。

この「ハッキングしてから撃つ」という一手間があるだけで、普通のバイオハザードのTPSのような操作とはかなり感覚が変わります。

敵を見つけたらすぐに撃つのではなく、どの敵からハッキングするか、どのタイミングで攻撃に移るか、どの武器を使うかを考える必要があります。戦闘中に頭も手も忙しくなるので、慣れるまでは少し焦りますが、その忙しさがだんだんクセになっていきました。

また、ハッキング重視のビルドをするとハッキングだけで敵の体力を減らすこともできるので、好みによってはそっちの方が楽な人もいるかもしれません。

しかし、ディアナが敵の弱点を開き、ヒューがそこを撃つ。この連携が決まると、2人で戦っている感覚がかなり強くなります。アクションゲームとしての爽快感もありつつ、少しパズルを解いているような気持ちよさもあるため戦闘の忙しさを楽しむほうがおすすめです。

また様々な効果を持った銃を手に入れることができますが、私はあとから出た武器の強化をあまりしなかったので、序盤の装備を強化して最後まで使用していました。しかし、さまざまな武器を使いこなすことができればもっと戦闘が楽しくなると思います!

戦闘が忙しく、単調になりにくいため、最後まで「次はどう動くか」を考えながら遊べるのが大きな魅力だと思います。

ディアナとヒューの親子のような関係

戦闘と同じくらい良かったのが、ディアナとヒューの関係性です。

ディアナはプラグマタ(アンドロイドのようなもの)ですが、言動には無邪気さがあり、ただの機械というよりも、少しずつ世界を知っていく子どものような印象があります。

一方のヒューは、最初から完璧な保護者というわけではありません。状況に巻き込まれながらも、ディアナと行動を共にしていくうちに、少しずつ彼女を守ろうとする気持ちが見えてきます。

この2人の関係が、相棒のようでもあり、親子のようにも見えるところがとても良かったです。

ディアナの素直な反応に対して、ヒューが少し戸惑ったり、なんだかんだで面倒を見たりする場面には、SF作品でありながら人間味があります。

月面施設という冷たく無機質な舞台だからこそ、2人のやり取りがより温かく感じられました。

戦闘面でも、物語面でも、ディアナとヒューは常に一緒にいます。そのため、プレイしている側も自然と「この2人がそろって幸せになってほしい」と思うようになっていきます。

間違いなく二人は相棒ですが、親子のような情を感じて応援したくなる関係性でした。

先が気になるストーリー

『プラグマタ』は、ストーリーの見せ方もかなり気になる作りになっていました。

月面施設、連絡が途絶えた研究施設、謎のアンドロイド、敵対するボットたち。この時点でかなりSFとしての引きがあります。

なぜ施設はこんな状態になってしまったのか。ヒューたちは本当に地球へ帰れるのか。遊んでいる最中に、自然と続きが気になっていきました。

個人的に良かったのは、ディアナとヒューの関係が深まっていくことで、「早く二人を地球へ…」となってストーリー進めたい気持ちがどんどん強くなることでした。

世界の謎を知りたい気持ちと、この2人の行く末を見届けたい気持ち。その両方があるので、先へ進めるモチベーションがかなり高かったです。

ネタバレありのストーリー感想

二人で地球に行ってほしかったので最後の別れはすごくしんどかったです。ヒューが感染して、体内のデッドフィラメントを除去できないと聞いてからは少し進めるのが嫌にもなりましたが、「最後はきっと…」と思い続けて進めましたが、ダメだったのが悲しかったです。

はじめは調査チームとして生きて地球に戻ることが目的だったヒューがディアナだけでも地球に送ることが目的になって、最後の送り出すところまでディアナにデッドフィラメントの感染を隠し通したことがかっこよすぎました。

それでもディアナにはヒューが必要だと思っているので、DLCか続編でヒューを救ってほしいと思います。真エンドでキャビンがおかえりなさいといったのはさすがにヒューだと思うので、生きてディアナに会えるようにしてほしいです。なんなら少しストーリーに整合性が取れなくてもそうして欲しい気持ちがあります。

プレイをおすすめできる人

『プラグマタ』は、普通のTPSとは少し違う戦闘を楽しみたい人におすすめです。

銃で敵を倒す爽快感だけでなく、ハッキングを絡めた判断力も必要になるので、アクションに少し頭を使う要素がほしい人にはかなり合うと思います。

また、ディアナとヒューのバディ関係、親子のような関係が魅力的なので、キャラクター同士の関係性を楽しみたい人にもおすすめです。

SFの世界観が好きな人、謎の多いストーリーを追いかけるのが好きな人にも刺さりやすい作品だと感じました。

最後に

『プラグマタ』は、ハッキングと銃撃を組み合わせた戦闘、ディアナとヒューの親子のような関係、そして先が気になるSFストーリーが魅力の作品でした。

特に戦闘はかなり独自性があり、ただ撃つだけではない忙しさが楽しかったです。

ディアナがハッキングし、ヒューが銃で戦う。この2人で力を合わせて進んでいく感覚が、ゲームシステムと物語の両方にしっかり結びついていたのが良かったです。

最初は世界観に惹かれて始めましたが、遊んでいくうちにディアナとヒューの関係性にも引き込まれていきました。

SFアクションとしても、バディ、親子の物語としても楽しめる作品なので、気になっている人はぜひ遊んでみてほしいです。

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