2026年7月18日から19日にかけて、岡山県の倉敷と岡山市内を旅行してきました。
今回の一番の目的は、以前から気になっていた倉敷美観地区を実際に歩くことです。なまこ壁の建物や倉敷川沿いの景色を写真では何度も見ていましたが、画面越しではなく、自分の目で町並みを見てみたいと思っていました。
せっかく倉敷まで行くなら、美観地区だけでなく、鷲羽山や大原美術館、倉敷市内に設置されているポケふたも回りたい。そうして予定を組んでいくと、初日からかなり歩く旅になりました。
前編では、鷲羽山で見た瀬戸大橋の景色、倉敷市内のポケふた巡り、阿智神社、そして大原美術館本館で印象に残った作品について振り返ります。
大まかな滞在時間(前編)
11:15から13:00 鷲羽山
移動
14:10 倉敷
14:30 阿智神社
15:15 大原美術館 本館
鷲羽山で最初のポケふたを撮影
旅行初日は、倉敷市児島にある鷲羽山から始まりました。
今回の旅行では、倉敷市内にある4枚のポケふたをすべて撮影することも目的の一つです。まずは鷲羽山に設置されている1枚を探し、無事に写真を撮ることができました。

ポケふたは、ただ写真を撮るだけではなく、その周辺を訪れるきっかけになるのが好きです。今回もポケふたがなければ、鷲羽山まで足を運ぶかどうか迷っていたかもしれません。
結果的には、旅行の最初に訪れて正解だったと思える場所でした。
鷲羽山レストハウスで瀬戸内の料理を楽しむ
ポケふたを撮影した後は、鷲羽山レストハウスで昼食を食べました。
注文したのは、下津井たこ飯と瀬戸内の刺身膳です。
せっかく瀬戸内海の近くまで来たので、魚やタコを使った料理を食べたいと思い、この組み合わせを選びました。
たこ飯は、ご飯にタコの味が染み込んでおり、噛むたびにタコのうまみを感じられました。刺身膳も一緒に食べたため、旅行初日の昼からかなり満足感のある食事になりました。

食後には、プリン・ア・ラ・モードも注文しました。

たこ飯と刺身を食べた後にプリン・ア・ラ・モードを食べるという、少しまとまりのない注文になりましたが、昔ながらの見た目にひかれて選びました。
少し固めのプリンで個人的に好きな食感のプリンで最高でした!
フルーツとプリンを食べながらゆっくり休憩でき、これから頂上まで歩く前のよい時間になりました。
鷲羽山の頂上から瀬戸大橋を眺める
昼食後は、鷲羽山の頂上を目指して歩きました。
訪れたのは7月だったため、外はかなり暑く、食後に山道を歩くのは想像していた以上に大変でした。レストハウスからそんなに距離はなかったですが、お腹いっぱいの状態だと結構きつかったです。
それでも、高い場所へ進むにつれて瀬戸内海が見えるようになり、途中からは景色を楽しみながら歩けました。
頂上付近から見た瀬戸大橋は、写真で見ていたときよりもずっと大きく感じました。海の上を遠くまで伸びる橋と、その周りに浮かぶ島々を一度に眺められます。
普段は海や橋を高い場所から見る機会があまりないため、暑い中でも頂上まで歩いてよかったです。また頂上にはどの方角に何が見えるかなど記載されている石もありました。


旅行開始直後からかなり体力を使いましたが、この景色は今回の旅行の中でも特に記憶に残っています。
倉敷美観地区で残り3枚のポケふた巡り
鷲羽山を離れた後は、今回の旅行で一番行きたかった倉敷美観地区へ向かいました。
美観地区に入ると、白壁(なまこ壁)の建物や倉敷川沿いの柳が並び、それまで歩いていた町とは雰囲気が大きく変わりました。普通の街から美観地区に入った瞬間タイムスリップしたような気分になりました。
写真でよく見る場所ではありましたが、実際に歩くと建物の細かな形や、路地の先にある店まで目に入ります。川沿いの有名な景色だけでなく、少し細い道に入ったときの静かな雰囲気も印象に残りました。
美観地区周辺では、残り3枚のポケふたを巡りました。



ポケふたを探しながら歩いたことで、美観地区の中を自然に広く回れました。目的地だけを目指していたら通らなかったような道にも入り、町を歩くきっかけになったと思います。
鷲羽山の1枚と合わせて、倉敷市内にある4枚をすべて撮影できたときには、しっかり達成感がありました。
阿智神社で参拝して御朱印をいただく
美観地区を歩いている途中で、阿智神社にも向かいました。
阿智神社は高い場所にあるため、境内へ行くまでには階段を上る必要があります。
午前中に鷲羽山の頂上まで歩いていたこともあり、この時点で足にはかなり疲れがたまっていました。階段を見たときは少し迷いましたが、ここまで来たので上ることにしました。
境内に着くと、美観地区のにぎやかな空気とは少し違い、落ち着いた時間が流れていました。
参拝後には書き置きの御朱印もいただきました。
元々のプランでは阿智神社に行く予定は無かったため御朱印帳を持っていかなかったのですが、なんか神社を見た瞬間行きたい気持ちが湧いて来ました。今度から行く予定は無くても旅行には御朱印帳を持っていくべきだと思いました。

大原美術館本館へ
阿智神社の後は、大原美術館へ向かいました。
今回の旅行では、美観地区と同じくらい大原美術館を楽しみにしていました。
本館では、名前を知っていた有名な作品だけでなく、事前には知らなかった作品も数多く展示されています。実物を見ることで印象が変わった作品もあり、美術館の中では思っていた以上に長い時間を過ごしました。
ここからは、本館で特に印象に残った作品を紹介します。
エル・グレコ「受胎告知」
最初に印象に残ったのは、エル・グレコの「受胎告知」です。
大原美術館を代表する作品として名前は知っていましたが、実物を見ると、画面全体から強い迫力を感じました。
暗い色が多く使われている一方で、人物や光が浮かび上がるように描かれています。静かな場面に見えますが、衣服や人物の動きには勢いがあり、作品の前に立つと自然に中央へ視線が引き寄せられました。
有名な作品を見られたという満足感だけではなく、実物で見るからこそ分かる存在感がありました。

クールベ「秋の海」
クールベの「秋の海」は、海の荒々しさが強く伝わってくる作品でした。
同じ日の午前中に、鷲羽山から穏やかな瀬戸内海を眺めたばかりだったこともあり、目の前で見た海との違いが特に印象に残りました。
波には重さがあり、見ていると風の強さや海の冷たさまで想像できます。
鷲羽山で見た海は明るく開放的でしたが、「秋の海」からは自然の怖さを感じました。同じ海でも、描き方によってここまで印象が変わることが面白かったです。

モネ「睡蓮」
モネの「睡蓮」は、「受胎告知」や「秋の海」と比べると、見ていて気持ちが落ち着く作品でした。
少し離れて見ると、水面と睡蓮が一つの風景として見えます。一方で近づいて見ると、絵の具の跡や色の重なりが目立ち、見えるものが変わりました。
近くから見たり、少し離れたりしながら鑑賞できるところが、モネの作品の面白さだと思います。
これまでにもモネの作品を見る機会はありましたが、大原美術館でも実物を見られたことがうれしかったです。

その他の印象に残った作品
本館では、写真を残していない作品の中にも印象に残ったものがありました。
リデルの「彫像を見る婦人」は、女性が彫像を眺めている場面を描いた作品です。
美術館で作品を見ている女性を、さらに外側から自分が見ているような構図になっており、その日の自分自身とも少し重なりました。派手な作品ではありませんが、なぜか立ち止まって見たくなる一枚でした。
マチウの「青と赤」は、青と赤の色がぶつかり合うような勢いを感じる作品です。
具体的な人物や景色が描かれていないにもかかわらず、色と線から強い動きが伝わってきました。
今井俊満の「黒と白」は、題名どおり使われている色が限られています。
一見すると単純に見えますが、近づいて見ると絵の具の重なりや線の勢いがあり、黒と白だけでも多くの表現ができることに驚きました。
有名な作品を目当てに美術館を訪れても、事前には知らなかった作品が記憶に残ることがあります。今回も、予定していなかった作品との出会いがありました。
前編のまとめ
岡山・倉敷旅行の初日は、鷲羽山から始まり、ポケふた巡り、倉敷美観地区、阿智神社、大原美術館本館と、多くの場所を回りました。
7月の暑さの中で鷲羽山と阿智神社の階段を歩いたため、かなり体力を使いましたが、その分、瀬戸大橋の景色や美観地区の町並みを自分の足で楽しめました。
大原美術館では、エル・グレコやモネなど以前から知っていた作品に加え、初めて知る作品も印象に残りました。
後編では、児島虎次郎記念館と工芸・東洋館、カフェ・エル・グレコ、倉敷デニムストリート、倉敷での夕食について紹介します。
さらに旅行2日目に訪れた、岡山城と岡山後楽園についても振り返ります。



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