2026年1月10日に静嘉堂文庫美術館で開催している、「たたかう仏像」を見に行ってきました!
『たたかう仏像』とは
特別展「たたかう仏像」は、寺院に伝わる四天王像や十二神将像、不動明王像など、武装し怒りの表情を持つ仏像をテーマにした展示会です。
一般に「仏像」というと穏やかな表情の仏や菩薩を思い浮かべがちですが、本展では“怒り”の表情を見せる仏像をじっくり鑑賞できます。
会期
2026年1月2日(金)~3月22日(日)
[前期]1月2日(金)~2月8日(日)
[後期]2月10日(火)~3月22日(日)休館日
毎週月曜日(ただし1月12日(月・祝)、2月23日(月・祝)は開館)、1月13日(火)、2月1日(日・全館停電日)、2月24日(火)開館時間
出典:静嘉堂文庫美術館(https://www.seikado.or.jp/exhibition/current_exhibition/)
10:00 – 17:00 ※入館は閉館の30分前まで
*毎月第4水曜日は20時まで、3月20日(金・祝)・21日(土)は19時まで開館
『たたかう仏像』の見どころ!!
迫力ある“守護者としての仏像”

展示の主役である重要文化財《十二神将立像》(浄瑠璃寺旧蔵)を中心に、どの像も眼光鋭く武装した姿が圧巻です。
これまで見てきた穏やかな仏像とは一線を画し、戦うためではなく、危険や災厄から人々を守るための姿だと理解が深まる展示でした。
私が行ったときは「寅・卯・午・酉・亥」の5体の展示がされていました。私は以前十二神将をグラブルというゲームの干支キャラでしか聞いたことがなかったのですが、今回や福岡市美術館での十二神将の展示で、ゲームのキャラのモチーフについて理解を深め、記憶に結び付けることができました。
17年ぶりに展示されている中国・唐代の副葬品・神将俑

本展では、中国・唐代の神将俑が17年ぶりに展示されている点も大きな見どころです。
神将俑は、墓室の守護として置かれた武装像であり、その中国での信仰表現と、日本の十二神将像の違いを比べられるのは貴重な体験でした。
これにより、仏像における“たたかう表現”のルーツだけでなく、地域や時代による表現の変化までも俯瞰できます。
最後に
「たたかう仏像展」は、単に“怒っている仏像を集めた展示”ではありません。
仏像がなぜ「怒りの表情」をしているのか、そして人々をどのように守る存在なのか—— という背景を、実物を通じて深く考えられる展覧会でした。
歴史や仏像に詳しくない人でも、迫力ある造形と展示解説によって自然に知識が深まる構成になっているため、普段絵画の展示でしか美術館に行かない人でも仏像の展示に行くはじめの一歩としておすすめです。
ぜひ、機会があれば実際に“生の仏像”と対面し、その力強い存在感を体感してみてください。



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